TikTokと同社の親会社にあたる中国バイトダンスが、TikTokの米国資産を売却する可能性が浮上した。12月19日現在、複数の海外メディアが報じている。
報道によると、バイトダンスとTikTokは、オラクル、プライベートエクイティ企業シルバーレイク、アブダビ政府系ファンドMGXとの間で、TikTokの新しい米国合弁会社を設立する契約を締結。現在のTikTokがもつ米国資産の約8割を投資家に売却することで、バイトダンスからTikTokの米国事業を分離するという。
なお、新会社の株式については、全体の45%をオラクル、シルバーレイク、MGXの3社が、30.1%をバイトダンスの既存投資家の関連企業が、19.9%をバイトダンスがそれぞれ保有するとの報道もあり、事実ならバイトダンスも新会社に一定の影響力を残す形となる。
米国では2025年1月に「外国敵対勢力が管理するアプリから米国人を保護する法律」が施行され、米国内でのTikTokのサービス継続には親会社(バイトダンス)からの分離が必須となっていた。













