7月にオープンした沖縄の新テーマパーク「ジャングリア沖縄」に、12月初頭行ってきましたのでレビューします。さらに、11月から始まったナイトイベントやセット入場券のお得情報もまとめてみました。
この時期の沖縄はもちろん本州より暖かく、最高気温は20~25度あります。とはいえ真夏のような日照ではないので、沖縄はとても遊びやすい季節です。
ジャングリア沖縄は、沖縄県北部の国頭郡今帰仁村に位置し、元ゴルフ場の場所に建設されています。まわりは、まさに「やんばる」の森ですね。
パークのゲートの手前には、大木に仕立てたシンボルツリーがあり、ジャングリアな気持ちが高まる仕組みです。
入場券はバーコードで、オンラインで購入したらスマホアプリに登録しておきます。アトラクションによっては「体験同意」の確認が必要なものもあるので、アプリで「同意」しておかなければ入れません。
アトラクションは、並んで体験する方法と、「プレミアムパス」という有料の優先チケットで並ばずに体験する方法、アトラクションによっては「整理券」で入場するの3つがあります。
整理券方式なのは「ジャングル・エクストリームズエリア」の6つのアトラクションです。従来は先着順でしたが、11月22日からは当日抽選制となりました。午前と午後の時間に分かれていて、指定時間に体験することができます。アセって入場する必要がなくなったのはいいですね。整理券をゲットするにも、アプリが必要です。
混みがちな「ダイナソーサファリ」と「バギーボルテージ」では「エスケープ・ザ・キュー」というシステムがあります。待ち時間が長時間となる場合、待ち列を離れられる仕組みで、アトラクション入口で受付を行い、指定された時間に戻れば、残りの時間を待つだけでアトラクションを体験できます。
アプリでは全アトラクションやレストランのリアルタイムの待ち時間もわかります。この情報はチケットを買っていなくても、アプリをインストールすれば見ることができるので、何時ごろにどのアトラクションが空くのか、事前に調べるのにも使えます。
ジャングリアに行ったら絶対体験すべき
「スカイ・フェニックス」
今回体験して、いちばん楽しかったのがこちら「スカイ・フェニックス」です。入場直後に体験するのがオススメ、ボルテージが絶頂になるからです。
傾斜のあるケーブルに滑車をつけて滑り降りる、いわゆるジップラインですが、「スカイ・フェニックス」は、アドベンチャー系パークでよくある、お腹にケーブルが来て直立した状態で滑るのではなく、背中を吊られてお腹が下になるので、まさに鳥かウルトラマンかというポーズで滑り降ります。
そのうえ、下界はジャングルのそれも渓谷なので、まさに空を飛んでいる気分です。オジサンは体重が3ケタに近いので、同時に発進したお隣さんより加速が高くなり、すんごいスピードでジャングルを滑空できました。得した気分です(ほんとか?)。
スタート台の高さは19mで、高所に弱いオジサンはスタート前がちょっと怖かったです、出てしまえば超爽快で怖さはありません。全長280mは長いような短いような、でも絶対記憶に残る体験です。このアトラクションのためだけにジャングリアに行ってもいいくらいの感動アトラクションです!!
ジュラシックパークはこれ!
「ダイナソー・サファリ」
発表会の記事で、ジャングルラはジュラシックパークであるという記事が多かったですが(自分も書いた…)、ジャングリラはその名のとおり、やんばるの「ジャングル」のテーマパークであり、恐竜系のアトラクションは一部であることも体感しました。
そんな中で、ジュラパといっていいのがこの「ダイナソー・サファリ」で、ドライバーが運転する12人乗りの大型オフロード車に乗り、ジャングルで獰猛な「ティラノサウルス」に追われ、巨大な草食獣「ブラキオサウルス」や、背中の突起が特徴「ステゴサウルス」、3本角の「トリケラトプス」と出会えます。
おじさんはたまたま、若い女子集団と同じクルマに乗り合わせたおかげで、始終キャーキャーな状態で、フツーに乗る10倍の楽しい体験ができました。得した気分です(ほんとうです)。
こちらも、ジャングリラの目玉アトラクションなので、ぜひ体験しましょう。この季節、遅めの時間なら、通常行列でも30分待ちで体験できます。
ヘルメット必須のワケは体験すれば実感
「ファインディング・ダイナソーズ」
こちらは「ダイナソー・サファリ」とは180度異なる、ジュラパ系アトラクションです。ジャングルの中で迷子になってしまったパキリノサウルスの赤ちゃんを探すツアーで、子どもから大人まで楽しめます。
最初に全員、厳密にヘルメットを装着させられ、さらに呼び名も1人ずつ訊かれるので、準備(?)しておきましょう。ショーへーやデコピンもOKです。
無事終わった後には、記念写真スポットがあります。動く恐竜なので、動画を撮ってもらうのもいいと思いました。
この車両が欲しくなりました
「バギー・ボルテージ」
ジャングルの大自然を、バギーで自ら運転する人気アトラクションです。子どもから大人まで楽しめる「ファン・アドベンチャー・コース」と、唸りを上げるパワフルなバギーで急斜面や大自然に広がる難コースに挑戦する「アドレナリン・チャレンジ・コース」の2種類があります。
ファンのほうは1人または2人乗りで、お子様も体験可能。アドレナリンは2人乗りの強力エンジン搭載バギーで1人が運転、もう一人は助手席になります。
とはいえ、バギーは絶対に運転したほうが面白いので、ファンに1人づつ乗るか、アドレナリンに1人で乗るのがオススメですね。
おじさんはアドレナリンを運転しましたが、先導の方が安全運転だったので、もう少しスピードを出したかったです。5台一組で走るので、運転の苦手な人がいると、どうしても全体がスローになるみたいですね。
前日は上がったらしいです
「ホライゾン・バルーン」
「大型ガス気球で、独特の浮遊感と、ラグジュアリーな空の旅にふさわしい安定飛行を体験することができる」のですが、残念ながら、当日は強風のため運休でした。前日は上がったそうで、これはもう運ですね。こちらもジャングリアのシンボル的なアトラクションなので、次回はぜひ挑戦したいです。
たんなる劇場と思ったら大違い
「やんばるフレンズ」
雨天でもOKな劇場型アトラクションで、前説のヒロシさんが友だちに似ていて親近感がありました。
中に入ると、お決まりの劇場型で、ヤンバルクイナの「ジャン」とシーサーの「シシ」がジャングルを案内してくれるのかと思ったら大違いです。ここでは種明かしはしませんが、とても面白かったです。同時通訳のスクリーンも楽しめました。
ギフトショップで「ジャン」と「シシ」グッズを買いたくなること間違いなしですので、ぜひ体験しましょう。
火山パイが楽しい「パノラマ・ダイニング」
「ワイルド・バンケット」は映える料理も
やんばるのジャングルを見下ろして、ランチやディナーがいただける、いわばジャングリラのメインダイニングです。ジャングルらしいメニューも、そうでない料理も、予想以上に美味しかったです。
もうひつ、パークの中央の「ワイルド・バンケット」もあり、こちらは名前のとおりワイルドなお肉料理が並びます。さらに、コーナーごとにフードカートがあって、それぞれ特色があるメニューを提供しています。
「パノラマ・ダイニング」はディナータイムは事前予約制でコースのみになります。アラカルトが頂きたいならランチで、晩ごはんをここで頂きたい場合は予約しておきましょう。どちらにしても、気候がいいなら、「巣」の中でいただける「ネスト席」が、景色も楽しめてオススメです。
新しいダンスショーも登場
「カチャーシー・パーティ」
「ジャングリア・スプラッシュ・フェス」
新しく始まった「カチャーシー・パーティ」はダンサーと観客がいっしょに楽しむダンスショーです。沖縄テイストの楽曲と、ダンスを楽しめます。時間を見て、ぜひ参加してみてください!
「スプラッシュ・フェス」の冬バージョンは、水しぶきではなく、真っ白な泡、泡、泡です。怖がらずに参加してみてくださいね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
アトラクションによっては、ハーネスをつけたり、ロッカーに荷物を預けたりするので、1時間あたり1アトラクションで予定を立てると焦らずに楽しめます。ランチも1時間とると、冬の平日は10時~17時なので、紹介したメインなアトラクションを5~6つ体験すれば十分満足できます。
入場したら「タムタムトラム」に乗ってパークを一周するのもいいですね。何がどこにあるかよくわかります。
夏の沖縄も魅力的ですが、冬から春こそ、本州より暖かくて、夏ほどは暑すぎないのでオススメです。ぜひ、ジャングリアを体験するために沖縄に行ってみましょう!!
ジャングリア沖縄・最新オトク情報1
夜の「ダイナソー・サファリ」に「サンセット・ビアテラス」を開始
カップルのための「ジャングリア・フォト・ウエディング」も登場
11月22日から、「夕暮れからのパワーバカンス」のためのプログラムが始まった。
「ダイナソー・サファリ」ではナイト・バージョンが登場。月明かりやライトの光を頼りに恐竜たちの生息するエリアへ進入する。日中では味わえない、闇と光がつくるナイトアドベンチャーを体験できる(パーク営業時間が19時の日限定)。
アウトドアレストラン「ワイルド・バンケット」では、「オリオン・ナイトバンケット」限定のセットメニューや、オリジナルメニューで温まる冬メニューを開始。南国ビートのミュージックライブ「ワイルド・ビート」も行われる。
パークを一望できる「インフィニティ・テラス」では、「サンセット・ビアテラス」を始めた。オリオンビールやスパークリングワインなどのドリンクを夕暮れからテラスにて提供。ライティングされたジャングルが美しいナイトタイムまで、「サンセット・ライブ」の生演奏とともに楽しめる。
14時以降に入場できるパークチケットとして、2券種が登場。「特典付き午後チケット」は14時以降の入場券に「ダイナソー・サファリ」プレミアムパス、飲食クーポン500円分付き。「特典付きパーク&スパ午後チケット」は上記にスパチケットが追加されたものだ。
新サービスも登場。カップルには「ジャングリア沖縄」を、ふたりじめできる「ジャングリア・フォト・ウエディング」が12月より始動した。衣裳、ヘアメイク、撮影データ(100カット)に加え、撮影後もパークを存分に楽しめる「ジャングリア沖縄1Dayチケット」が含まれたオールインワンプランだ。
「ダイナソー・サファリ」では、通常は徒歩で立ち入ることのできないエリアへ特別に潜入。全長約20mの巨大なブラキオサウルスに間近まで迫り、太古の森に迷い込んだような一枚を撮ってもらえる。
ジャングリア沖縄・最新オトク情報2
「北部観光施設」のセットチケットも登場
沖縄JTBからは4施設が選べるお得チケット
ジャングリアと、周辺の観光施設をセットにした入場券「沖縄北部周遊セットチケット」が登場した。ジャングリア沖縄の1dayチケットに、沖縄北部にある8つの観光施設の中から1施設の入場チケットを選べる。さらに、特典として優先入場や、なごアグリパークでのドリンクサービスなどがセットになった特別なチケットプランとなっている。
対象の施設は、アスムイハイクス、御菓子御殿名護店・やんばる亜熱帯の森・DINO恐竜PARK、OKINAWAフルーツらんど、古宇利オーシャンタワー、今帰仁城跡、ナゴパイナップルパーク、ネオパークオキナワ、森のガラス館だ。
このチケットでは、入場制限を設けてない日であれば、当日、ジャングリアの入場ゲートで通常のバーコードを発行してもらえる。つまり購入時にジャングリアに行く日を決めなくていいので、何日間か沖縄に滞在する場合、天気の様子をみながらジャングリアの日を決めることができる。入場期間は購入日から1カ月だ。
「沖縄北部周遊セットチケット」料金
・アスムイハイクス
大人9430円/ 中人7930円/ 小人5950円/ 幼児4950円
・御菓子御殿 名護店 やんばる亜熱帯の森 DINO恐竜PARK
大人7830円/ 中人7430円/ 小人5450円
・OKINAWAフルーツらんど
大人8010円/ 中学生7470円/ 小人5490円
・古宇利オーシャンタワー
大人7930円/ 中人7430円/ 小人5450円/ 幼児4950円
・今帰仁城跡
大人7730円/ 中高生7330円 / 小人4950円
・ナゴパイナップルパーク
大人8430円/ 中人7730円/ 小人5750円 / 幼児4950円
・ネオパークオキナワ
大人9530円/ 小人6550円
・森のガラス館
大人10010円 / 中人8030円
沖縄JTBはジャングリア沖縄とのセットチケットとして、本島周遊チケット「とくとく5パスJUNGLIA沖縄」を販売している。
こちらは、ジャングリア沖縄の1Dayチケットと、沖縄本島人気観光施設21の施設の中から4施設を選択して入場できる。沖縄美ら海水族館、ナゴパイナップルパーク、OKINAWAフルーツらんど、古宇利オーシャンタワーなどが入っている。
数日滞在するなら、便利でお得なので、こちらも魅力だ。購入日から158日後まで利用でき、利用開始後5日間有効、最終利用日は2026年4月4日までだ。
「とくとく5パスJUNGLIA沖縄」
販売期間:2025年10月28日(火)~2026年3月31日(火)
チケット料金:大人1万3000円/ 高校生1万2000円/ 中学生1万円/ 11歳~4歳8000円
さらに、沖縄県民限定だが、お子さま無料キャンペーンを2026年2月1日まで開催している。沖縄県在住の大人1名につき、同伴のお子さま1名分(4才~中学生)が無料となる。県民の皆さんはぜひご利用くださいね。












































