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山根博士の海外モバイル通信 第784回

水冷スマホも触り放題! REDMAGICのリアルストアが中国・深圳にオープン

2025年12月15日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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REDMAGICのお店がオープン

 中国では大都市に限らず地方都市でも、大きなショッピングモールに行けばスマートフォン各メーカーの店舗がずらりと並んでいます。ファーウェイ、シャオミ、OPPO、vivo、HONORなど、各社の最新モデルを自由に触ることができるのです。

 しかし、日本でもスマートフォンを展開しているZTE傘下「nubia」のスマートフォンの店舗は見つかりません。以前、筆者は深センの電脳街にZTEストアを発見したものの、撤退してしまいました。

今はなくなってしまった深センのZTEストア

 しかし、2025年下半期からゲーミングスマートフォンのREDMAGICを扱うストアを、中国の大手家電チェーン店「Sundan(順電)」の店内にオープン。ストアインストアとして、大々的な展示と販売を始めています。

REDMAGICストアはSundan店内にある

 今回訪問したのは深セン電脳街・華強北路にあるSundanの3F。ここはスマートフォンやIT製品の販売フロアになっていますが、その一角の大きなスペースをREDMAGICストアが占めています。

フロアの奥に大きなスペースを取っている

 2つのディスプレイ台があり、右側には最新のREDMAGICシリーズのスマートフォンが展示されています。スペースはゆったりとしているので、ゲームをプレイしながら友人などと端末を囲んだり、あるいは最新モデルを写真に納める、なんてことも余裕でできます。

展示スペースには余裕がある

 日本発売が待ち遠しい、世界初の水冷システムを内蔵した「REDMAGIC 11 Pro+中国版」(グローバル向けは「REDMAGIC 11 Pro」)も、もちろん展示。背面から冷却液の動きを見ることもできます。なお、REDMAGIC 11 Proグローバルモデルについてはレビュー記事を参照してください(世界初の「水冷」搭載ゲーミングスマホ「REDMAGIC 11 Pro」を日本上陸前にチェック!)。

実機をじっくりと見ることができる

 ところで先ほどのテーブルの上に、なにやらゲームのキャラなどが見えますが、12月にストアを訪問したところ、ちょうど鳴潮(めいちょう)とのコラボイベントを行なっていました。端末の展示だけではなくゲームとコラボするなど、ゲーミングスマートフォンのストアらしいイベントも開催されています。

鳴潮とのイベントを開催していた

 左側のディスプレイ台にはキーボードやUSB充電器などの周辺機器を展示。とはいえREDMAGICブランドの周辺機器はまだ数はあまり多くなく、10製品程度が置かれている程度。今後はここにゲーミングPCなど、PC系の製品の展示が充実されていくのだと思われます。

キーボードなどの展示エリア

USB充電器も充実しているが、数はまだ少ない

 nubiaはカメラフォンの「Zシリーズ」も展開していますが、REDMAGICシリーズだけでストアを展開するということはゲーミングスマートフォンの人気が中国では高いのでしょう。またストアがあればスマートフォン以外の新製品の展示も発売と同時にできますね。

 中国メーカーのスマートフォンをチェックに中国を訪れるときは、ぜひSundanのREDMAGICストアも訪問してください。

「リーグ・オブ・レジェンド K/DA アーリ」のフィギュアの展示も

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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