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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第122回

【今月の自作PCレシピ】組みやすさで人気のケースで美しいPCを組む

2025年12月08日 11時30分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 パソコンならではの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPCの自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成(レシピ)を毎月お届けしていこう。

 ”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。

そのデザインで人気爆発!
Corsairピラーレスケース「FRAME 4500X」で美しいPCを組もう

 毎月、ショップスタッフ考案のPC自作のレシピを紹介している当連載。2025年の大トリを飾るのは、素直に欲しいと思わせるCorsairの最新ピラーレスケース「FRAME 4500X」を採用したレシピだ。

 内部をキレイに魅せる角をなくした曲面ガラスパネルだけでなく、滝をイメージした天面から右側面に施されたパネルデザイン、LEDデバイスの配線を1本化できるiCUE LINKの採用など、魅力いっぱいとなっている。

10月に公開したFRAME 4500Xのレビューは大注目だ

 iCUE LINK対応のLEDファンを3基標準で搭載するCorsair「FRAME 4500X LX-R RGB iCUE LINK Panoramic Glass」は、昨今のピラーレスケースとしては高額だが、その価値を十分感じさせる1台となっている。実際、ショップスタッフからは、予想以上に売れているという声が聞こえている。

 4万円近くの価格だが、標準搭載のiCUE LINK対応ケースファン「LX RGB」の120mmリバースモデルの3基パック(iCUE LINK SYSTEM HUB付属)は、1万4000円前後となっている。PCケース本体が2万6000円前後と考えると、コストパフォーマンスは意外と悪くないだろう。

標準搭載ファンの「LX RGB」。ファンフレーム側面を含め、柔らかく発光するのが良い

 この「FRAME 4500X LX-R RGB iCUE LINK Panoramic Glass」をベースに、iCUE LINKづくしで、今年イチオシのピラーレスPCを構成してくれたのは、当連載でおなじみのTSUKUMO eX.だ。

中央通りの黒いビルが、TSUKUMO eX.だ。地下1階から6階で、PC関連がひと通りそろう

年末は冬の某恒例イベントで忙しい6階スタッフの紅谷さん。iCUE LINKを使ったレシピを考えてくれた

目的で選べる2つのレシピ

 今月のレシピのポイントは、PCケースに加えてもうひとつある。それがゲーミング向けのAMD Ryzenと、クリエイティブ向けのインテルCore Ultraの両選択肢をフォローしていること。価格はどちらも約38万円で、目的に合わせて選べるようになっている。

CPUはともに5万円台となっている

 Ryzenは価格を抑えながらゲームに特化した大容量キャッシュの3D V-Cacheの恩恵を受けられるRyzen 7 7800X3D。そしてインテルには20スレッドで動作するCore Ultra 7 265Kを組み合わせている。

 マザーボードには、MSIの人気シリーズ「TOMAHAWK」シリーズをチョイス。マザーボード向けユーティリティとCorsair「iCUEソフトウェア」との相性も良好だ。

Ryzen 7 7800X3Dのマザーボードは、MSI「MAG X870 TOMAHAWK WIFI」をチョイス

インテル環境は「MAG Z890 TOMAHAWK WIFI」を組み合わせ。最大4基のNVMe M.2 SSDを搭載できるほか、GPU内蔵CPUでThunderbolt 4も活用できる

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