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AIブーム、PC市場にしわ寄せ 米半導体大手マイクロン、消費者向けのメモリやSSD事業から撤退へ

2025年12月04日 10時15分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 メモリやストレージなどを手がける米マイクロン・テクノロジーが12月3日、約29年続けてきたCrucialブランドのコンシューマー向け事業から撤退すると発表した。世界の主要小売店やECで販売されてきたCrucial製品が対象となり、出荷は2026年2月の同社会計年度第2四半期末まで続けられる見通し。保証対応やサポートは今後も継続するとしている。

 撤退の背景にはAIの進展を受けたデータセンター向けメモリとストレージ需要の急増があるという。チーフビジネスオフィサーのスミット・サダナ(Sumit Sadana)氏は、成長の大きい顧客と企業向け領域に供給を集中させるための「難しい決断」だと述べた。

 同社は今後、マイクロンブランドのエンタープライズ製品に経営資源を集中させ、長期的な収益性と事業パフォーマンスの向上を目指す。

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