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チェーンの鍋が至福!ひとりでもつつきたい

こういうのアリ! 吉野家の「ラーメン鍋」なんとも言えない“ゆるさ”がたまらない

2025年11月28日 18時45分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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吉野家でアツアツのラーメン鍋です

 鍋の〆にラーメンを入れたり、家庭では“ラーメン鍋”はめずらしくないけど、お店ではめったに見かけないですよね。

 

吉野家の「ラーメン鍋膳」の味は?

 吉野家は「牛肉玉ラーメン鍋膳(とんこつ)」を11月27日より販売開始しました。はたしてお味は?

ご飯は少なめで注文しました

●牛肉玉ラーメン鍋膳(とんこつ)
店内:987円
テイクアウト:969円
※ご飯・お漬物付き

 吉野家のラーメン鍋膳は、牛肉、野菜を加えた濃厚なとんこつ醤油スープの鍋に、別添えの麺、ご飯が付きます。さらに、玉子、お漬物、「にんにくマシマシだれ」がセット。

 そう、ご飯もセットなんです。定食同様、ご飯は増量・おかわり無料の対象です。

 なお“ラーメン鍋膳”はご飯付きですが、単品の「牛肉玉ラーメン鍋(とんこつ/単品)」にはご飯・お漬物は付きません。

 麺はこちら。

 吉野家では今年夏に初の麺商品「牛玉スタミナまぜそば」を発売しましたが、その際に使用していたのは冷凍麺。麺を茹でる設備を増やしたわけではないそうです。

 今回も、やはりその感じですね。

どう食べよう……?

 いざ提供されると、どうやって食べるのが正解なのか少し戸惑います。とりあえず、えいや、と麺を鍋の中へ。ちなみに公式では“つけ麺風”で食べる方法も紹介されていますが、麺がややくっついていたのもあって、考えるより先に鍋に入れちゃいました。

とりあえず全部鍋に入れた

 さらに、セットの玉子も深く考えずに鍋へ。とき玉子にしてもよかったと思いますが、火のついた鍋を前にすると思考が停止してわけわからず手が動いてしまいます。

濃い味のスープにくたくたの麺。ご飯はあって正解!

 クツクツ煮えていい感じ。このメニューは着鍋した瞬間から、スタミナ系のパンチある香りが漂っています。

麺はチルド麺っぽい感じ

 さて、いただいてみます。スープはとんこつ醤油。おそらく今シーズンの「とんこつ醤油牛鍋膳」と同じベースです。白菜やネギに加え、メンマが入っているのが“ラーメンっぽさ”を出しています。

 麺はラーメン店と比べるとどうしても心もとない感じではありますが、チルド麺っぽい“家庭のラーメン感”が妙にしっくりきます。鍋に入れてクタッとしたところをすする――このチープさが逆に良い。絶品!とは言いませんが、「こういうのでいいんだよ」と思わせてくれるタイプです。

 アツアツの鍋から麺をすくってすすると、顔面がとんこつの香りに包まれて中毒的な幸福感があります。

「にんにくマシマシだれ」を加えると、辛みより“にんにく!”の存在が強まり、ジャンク度がアップします。

スープが濃いからご飯が進む

 そしてご飯。最初は「ラーメン鍋にご飯いるかな?」と疑問でしたが、スープが濃いので途中からご飯が欲しくなる。結果、ご飯にラーメンをのせて食べて最高においしかったです。吉野家はご飯のおかわり自由なので、たくさん食べたい人にもうれしいです。

 具材に牛肉が入っているのもラーメンとしてはめずらしいけど、やはり牛肉が吉野家らしさ。煮込むほど牛の甘みととんこつ醤油の組み合わせが強まり、脳内の快楽物質も増えてくる気がします。

家で食べるラーメン鍋のような“ゆるさ”がいい

 アツアツの鍋と格闘しているうちに気が付けば完食。ああ、よかった!

B急な感じがクセになります

 麺がややチープなこともあって、まるで家で自分のためだけにラーメン鍋を作って食べているようなゆるさ。そこがいいなと感じました。専門店のラーメンでもない、本格鍋でもない。でも「こういうのあってもいいよね」というツボを攻めてきます!

 お酒の〆にもいいな。冬の間にまたリピートしてしまいそう。

※記事中の価格は税込み

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