G-Master Hydro Extreme Z890iをレビュー
これが100万円超PCの性能だ!水冷RTX 5090を搭載するデュアル水冷ゲーミングPCを検証
2025年11月30日 10時00分更新
黒神話:悟空も4K・最高画質で遊べた
最後は重量級となる「黒神話:悟空」のベンチマークツール(以下、黒神話ベンチマーク)をチェック。美麗なグラフィックが特徴のアクションRPGとなるだけに、なるべく高画質で滑らかに表示したいところ。95パーセンタイルで60fps以上を目標にしよう。
まずは解像度を4K、フルレイトレーシングは「ON」、フルレイトレーシングレベルは「超高」、画質レベルは「最高」、フレーム生成は「ON」で固定。DLSSのサンプリング解像度を変更し、どこまで上げられるのか試してみた。
果たして、G-Master Hydro Extreme Z890i
はどこまで快適指標の60fpsをキープできるのか。まずはサンプリング解像度を「65」にしてみた。
95パーセンタイルで88fpsと、目標の60fpsをサクッと超えてくれた。これなら十分快適に遊べるレベルといえる。一方で、サンプリング解像度を「80」にしても結果はほとんど変わらないという不思議な現象も……(そこまで影響はないのだろうか?)。
ただし、サンプリング解像度は「90」を超えるとDLSSではなく、DLAAに設定が変化する。それならいっそということで、サンプリング解像度を「100」にして、超解像技術を使わないネイティブ描画の性能を見てみることにした。
さすがにこの設定だと、95パーセンタイルは50fpsまで下がってしまった。遊べないわけではないが快適とはいいがたい成績なので、サンプリング解像度は「90」未満にしておいたほうがよさそうだ。
まとめ:RTX 5090のデュアル水冷ゲーミングPCで夢を見よう
テストを通して最も驚いたことは、スコアーやフレームレートの優秀さではなく、その性能を発揮しているとは思えないほどの動作音の低さだ。もちろん、一般的なPCと比べればファンが多いぶん回転音は聞こえるが、それでこの性能なら静かな部類といえる。
しかし、「これくらいの動作音なら、排気の温度はそこまで高くないかな」と思って手をかざすとかなり熱かった。これは発熱が大きいCPUやビデオカードを、効率よく冷却できていることの証左だろう。360mmという大型ラジエーターは十二分に機能している。
性能をとことん追求したゲーミングPCが欲しいけど爆音は嫌だ……という人にとって、G-Master Hydro Extreme Z890i
は唯一無二の1台になるだろう。デュアル水冷PCの最強モデルが欲しいと考えているなら、ぜひチェックしてほしい。
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