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真空状態を維持できる独自技術の容器で日本酒の鮮度を維持し提供、「蔵出し真空酒サービス」リリース

 株式会社インターホールディングスは11月21日に、秋田県内の実証フィールドで開発・検証を重ねてきた「蔵出し真空酒」プロジェクトに関して、「蔵出し真空酒サービス」の正式リリースを発表した。酒蔵で空気が逆流しない特殊な弁が内蔵された真空容器に充填した日本酒を、空気に触れさせずに低温で流通させ、レストランなど導入先の低温サーバーから提供することで、“蔵出し直後の瞬間”を体験できるという日本酒提供モデル。サービスの概要は、以下。
・蔵元充填の真空容器で酸化・劣化を抑制
・低温サーバで最適温度ディスペンス
・IoT連携による温度・開封・提供ログ管理(将来拡張含む)

蔵出し真空酒(5L)のイメージ

 想定する導入シーンとしては、リゾートホテルのビュッフェやラウンジ、宴会場などで国内外ゲストへ提供、空港ラウンジ等の商業施設で短時間滞在のゲストにも高鮮度の一杯を提供、飲食店では「蔵出し真空酒」メニューで他店との差別化、などが挙げられている。

「蔵出し真空酒」は、インターホールディングスが保有する真空特許技術を活用した真空容器(5L)に蔵元で直接充填された日本酒。特殊な逆止弁によって、開封後も真空状態を維持できるため、最後の一滴までフレッシュな状態を維持できるという。

日立製低温サーバ(正面→側面→ドア開)

センシングラベル(生酒の温度管理状態をインクの変色によって可視化)

「蔵出し真空酒」プロジェクトは、秋田県内の実証フィールドにおいて香味保持、運用性、法令順守、安全性、スケール性を検証してきたという。正式リリース後は、ホテル、飲食、商業施設を中心に段階的な導入を進め、日本酒の“鮮度価値”を体験として届ける新しい流通・提供モデルの確立を目指すとしている。

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