ZEFT R60YQをレビュー
置き場所に困らないRTX 5060 Ti&Ryzenの縦長ゲーミングPCはWQHDでも快適に遊べるコスパ抜群な1台だった
2025年12月07日 10時00分更新
コンパクトなサイズで扱いやすいパソコンショップSEVENのゲーミングPC「ZEFT R60YQ」は、このメモリー高騰時代に標準構成で22万円以下という価格を実現。それでいて、CPUは「Ryzen 7 7700」、GPUはGeForce RTX 5060 Ti搭載モデルを採用し、フルHDゲーミングなら余裕の性能が期待できる。
外観をチェックした前回に引き続き、今回は実際のゲーミング性能はどの程度なのか検証した。はたしてこの省スペースな筐体で、期待通りのゲーミングパフォーマンスが出せるのか、ご覧いただきたい。
| ZEFT R60YQの主なスペック | |
|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 7 7700」(8コア/16スレッド、最大5.3GHz) |
| CPU クーラー |
CPU付属空冷クーラー |
| マザー ボード |
ASRock「B850M-X WiFi R2.0」(AMD B850、Micro-ATX) |
| メモリー | 16GB(16GB×1)、DDR5-5600 |
| ストレージ | 1TB M.2 SSD、PCIe 4.0 |
| ビデオ カード |
GeForce RTX 5060 Ti、8GB GDDR7 |
| 通信規格 | 有線LAN(2.5GbE)、無線LAN(Wi-Fi 6E)、Bluetooth 5.2 |
| PCケース | DeepCool「CH170 PLUS」(Micro-ATX、ミドルタワー) |
| 650W、80 PLUS BRONZE | |
| OS | Windows 11 Home |
| サイズ | 195(W)×290(D)×424.5(H)mm |
| 直販価格 (税込み) |
21万9780円~ |
Ryzen 7 7700&GeForce RTX 5060 Tiの実力は?
まずは、CGレンダリングでCPUの地力を計測する「CINEBENCH 2024」からチェックしてみよう。
シングルコア性能を示すCPU(Single-Core)は113ptsであるのに対して、マルチコア性能を見るCPU(Multi Core)は984pts。最新世代のCPUと比べるとやや見劣りするものの、Ryzen 7 7700は1世代前の8コア/16スレッドCPUであることを考えると、妥当な結果だろう。
続いては、定番の3Dベンチマークツール「3DMark」。DirectX 11ベースのFire Strike系、DirectX 12ベースのTime Spy系のほか、レイトレーシング性能を見る「Speed Way」なども試した。
Fire Strikeはテスト解像度がフルHD(1920×1080ドット)だが、3万以上の高スコアーを記録。テスト解像度が4K(3840×2160ドット)のFire Strike Ultraでも1万スコアーに迫っており、少し古いゲームでもZEFT R60YQなら快適に遊べそうだ。
WQHD(256×1440ドット)のTime Spyでは1万5000スコアーを超え、4KのTime Spy Extremeでも7000スコアー以上と良好だ。とはいえ、Time SpyはDirectX 12 Feature Level 11_0ベースのテストで、最近のゲームはDirectX 12 Future Level 12に対応したものがほとんどだ。
そこで、DirectX Raytracingを使用するDirectX 12 Ultimateのテストである「Speed Way」のスコアーを見てみると、ZEFT R60YQは4147とまずまずといったところ。一方で、レイトレーシングを使用していない「Steel Nomad」は4000スコアーを割っており、お世辞にも高いとは言えないまでも、ミドルレンジクラス相応の結果と言える。
なお、レイトレーシング系でも比較的軽めの「Port Royal」の結果は8000スコアー弱とやや高め。ZEFT R60YQでも、レイトレーシングを利用した美麗な画面でゲームを遊べそうだ。







