Day1から圧巻の実力を披露

「これがFENNELだ」──ポケモンユナイト公式戦で存在感バチバチの強さを刻む【PUACL2026】

文●モーダル小嶋 編集●ASCII

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 戦略バトルゲーム『ポケモンユナイト』の公式国際大会、「Pokémon UNITE Asia Champions League 2026」(以下、PUACL2026)が11月23日に開幕となりました。

 ポケモンユナイトにおける日本のレベルは高く、世界大会で結果を残してきたチームも少なくありません。中でも、WCS2024の優勝チームである、文字通り“世界を獲った”FENNELは優勝候補に挙げる人も少なくない強豪。

 PUACL2026に臨むにあたり、「ポケットモンスター」シリーズ本編のシングルバトルシーンを中心に活躍しているプレイヤー、「setsunai」ことせつない選手の加入も話題となっています。

 そんなFENNELが、Day1のRound 3で圧巻の試合運びを披露しました。対戦相手のSCARZに対し、ゲンガーを得意ポケモンとするKapio選手を意識してか、ゲンガーを禁止ポケモンに指定。この姿勢に表れているように、GAME 1から相手の得意なことをさせない戦略を徹底します。

 たとえば、ラスト2分になると出現するグラードンは下側からしか攻撃できないのですが、SCARZがピックしたエースバーンは上から攻撃が可能。当然、それを熟知したFENNELは中央の上側をしっかり警戒し、SCARZの思うようにさせません。


 GAME 1を「1246」ポイントという大量得点で勝利したFENNELは、勢いそのままにGAME 2も制し、ストレートの勝利。実況の水上侑さん、解説のちょもすさんも「力強い勝ち方でしたね」「SCARZのやりたいことに正面から乗った上で、打ち破るような……」と感嘆していました。

 再びの世界王者に向けて、盤石の姿勢で挑むFENNEL。一方で、敗れたとはいえGAME 1とGAME 2でポケモンの構成を変えて揺さぶりをかけてきたSCARZも、リーグ戦の中で進化を続ければダークホース的な存在になり得るでしょう。

 ちなみに、アスキーの公式YouTubeチャンネルには、FENNELに所属するMa・sh1o選手、SCARZに所属するShiganaki選手のインタビューが公開されています。



 なお、ROUND 3の他試合の結果ですが、REJECTが2-1でQTDIG∞に勝利、ENTER FORCE.36が2-1でZETA DIVISIONに勝利、DetonatioN FocusMeが2-1でIGZISTに勝利、INSOMNIAが2-0でAXIZ WAVEに勝利、VARRELが2-0でREIGNITEに勝利となっています。

ROUND 3の結果

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