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IPとしての成長が好調な売れ行きへとつながった

「たまごっちパラダイス」が好調な売れ行き。なぜ再びブームに?

2025年11月21日 19時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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11月22日発売の「Tamagotchi Paradise(たまごっちパラダイス)Jade Forest」

たまごっち、新作でふたたび「ブーム」に

 バンダイの「たまごっちパラダイス」が、かつてのブームを彷彿させる好調な売れ行きを見せているようだ。

 メーカーの発表によれば、発売前の予約は前作比で400%以上にものぼる。メーカーが「一部店舗で予約枠を引き上げた」と認めるほどで、店頭では、現在も品薄の状態が続く。

 ここ10年ほどで、たまごっちシリーズはターゲットが明確に拡張した。

 玩具としての子ども市場に加え、アクセサリーやライフスタイル用途で、若年層や保護者世代が新たな購買主体になったのだ。

 2000年代以降に何度も起きたブームが“顧客層の蓄積”を生み、その層がSNSで可視化されることで、需要は複層化。今回のヒットは、「長期のIPとしての成長」「SNS露出」「ターゲット多層化」が同時に作用した結果とも言えるだろう。

 IP成長に基づいた持続的なヒットモデルとして、たまごっちは今後も注目されていきそうだ。

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