たまごっち、新作でふたたび「ブーム」に
バンダイの「たまごっちパラダイス」が、かつてのブームを彷彿させる好調な売れ行きを見せているようだ。
メーカーの発表によれば、発売前の予約は前作比で400%以上にものぼる。メーカーが「一部店舗で予約枠を引き上げた」と認めるほどで、店頭では、現在も品薄の状態が続く。
ここ10年ほどで、たまごっちシリーズはターゲットが明確に拡張した。
玩具としての子ども市場に加え、アクセサリーやライフスタイル用途で、若年層や保護者世代が新たな購買主体になったのだ。
2000年代以降に何度も起きたブームが“顧客層の蓄積”を生み、その層がSNSで可視化されることで、需要は複層化。今回のヒットは、「長期のIPとしての成長」「SNS露出」「ターゲット多層化」が同時に作用した結果とも言えるだろう。
IP成長に基づいた持続的なヒットモデルとして、たまごっちは今後も注目されていきそうだ。









