ドウシシャは11月19日、同社初となる美容家電として、ハイパワードライヤー「ゴリラのひとふき」を発表。公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」や家電量販店などで販売を開始した。価格は1万6280円。
台風並みの「爆風」でドライヤー時間の虚無感を吹き飛ばす
本製品は、ふくらはぎケア機「ゴリラのひとつかみ」などがSNSなどで話題となった「ゴリラハイパワーシリーズ」の新モデルだ。今回は「ドライヤー」に着目。子育て世代の「子供の髪を乾かすのが優先で自分は後回し」という悩みや、単純に「お風呂上がりのドライヤーが面倒くさい」というユーザーの不満を解消するため、「速乾」に徹底的にこだわって開発された。
最大の特徴は、その名の通り「ゴリラのひとふき」で水分を吹き飛ばすかのような風量だ。直径32mmの大型高速モーターを採用することで、最大風速約63.91m/秒という数値を叩き出している。発表会において同社担当者は、この数値を「台風と同等クラス」と表現し、「笑ってしまうほどの爆風」とアピールした。
実際にどの程度「時短」になるのか。同社がロングヘアの女性社員を対象に行った実証実験によると、普段は乾燥に30分~40分かかっていた時間が、本製品を使用することで平均6分57秒まで短縮されたという。まさに「ゴリラ級」のパワーと言えるだろう。
インターフェースはユニークで、わかりやすい。本体側面にはゴリラの顔のアイコンが配置されており、設定状況を直感的に伝えてくれる。温度設定はゴリラの顔色で表現され、熱風は「赤」、温風は「オレンジ」、冷風は「青」に光る。さらに風量の強さは、インジケーターに表示される「ゴリラの数」で決まる。最強モードでは3頭のゴリラが光り、弱モードでは1頭になるという、遊び心あふれる仕様だ。
機能面では、熱風と冷風を自動で切り替える「オートリズムモード」や、マイナスイオン発生機能を搭載し、髪へのダメージケアも考慮されている。また、吸込口のフィルターとカバーは取り外しが可能で、水洗いもできるためメンテナンス性も高い。
なお、発表会では店頭用のディスプレー什器も披露された。「売り場で見つけてほしい」という思いから、ゴリラの手が棚から飛び出しているような立体的なデザインを採用しており、シワや色味までリアルに表現したという。店頭で見かけた際は、そのインパクトに驚かされそうだ。
カラーバリエーションはグレー、ホワイトのほか、ドン・キホーテ限定カラーとしてシルバーを用意する。サイズは約幅20×奥行き21.5×高さ5.5cm、重量は約540g(ノズル含まず)。定格消費電力は1200Wとなっている。






















