第175回 西日本最大の電脳街 大阪・日本橋のPCショップ&PCパーツショップ取材レポート

ビデオカード「AMD RADEON AI PRO R9700 32G」がオススメ!!

RadeonのAI向けGPU"コスパ枠”が本気すぎる。LLM性能がRTX 5080比で3〜4倍という衝撃:ソフマップ なんば店

文●勝田有一朗 編集●ドリブルまつなが/ASCII

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AMD RADEON AI PRO R9700 32G

 大阪・日本橋のPCパーツショップ「ソフマップ なんば店」を取材しました。店舗スタッフ・西本賢二さんのオススメは、SAPPHIREのビデオカード「AMD RADEON AI PRO R9700 32G」です。

ソフマップ なんば店

ソフマップ なんば店

ソフマップ なんば店

スタッフの西本賢二さん

AMD RADEON AI PRO R9700 32G

SAPPHIREの「AMD RADEON AI PRO R9700 32G」がオススメ

 AMD RADEON AI PRO R9700 32Gは、LLM(大規模言語モデル)の実行にも適した32GBの大容量ビデオメモリーを搭載する、ワークステーション向けビデオカードです。

 心臓部となるGPUはRDNA4アーキテクチャーを採用し、4096基のストリームプロセッサーと128基のAIアクセラレーターを搭載。動作クロックは最大2920MHzです。ビデオメモリーは256bit接続の32GB GDDR6を備え、帯域幅は640GB/sという高いデータ処理能力を確保しています。

 消費電力は300Wで外部電源入力には12V-2x6を採用しています。電源ユニットは750W以上が必要となります。カードサイズは266.7×111×39mmで2スロット占有。ブロワータイプのGPUクーラーを装備し、マルチGPUを容易に構築できるフォームファクターを採用します。

AMD RADEON AI PRO R9700 32G

店頭価格は28万8680円

 西本さんによると、AMD RADEON AI PRO R9700 32Gはコスパに優れたAI向けビデオカードとのこと。AMD公式サイトにはGeForce RTX 5080と比較してLLMパフォーマンスが3〜4倍に達するというデータも公開されています(詳細はこちら

 また、マルチGPU構成が容易な点も大きな強みで、予算に合わせて高性能なAIコンピューターを組めるのも魅力です。個人や小規模企業であっても、高いAI処理性能を持つローカルAI環境を構築しやすくなったと話していました。

 AIアプリ開発で一旗揚げようと思っているそこのアナタ、この1本いかがでしょうか?

ソフマップ なんば店のPCパーツフロア
製品展示をパワーアップ中

ソフマップ なんば店
ソフマップ なんば店
ソフマップ なんば店

ソフマップ なんば店3階PCパーツフロアは製品展示をパワーアップ中。CPUクーラーやPCケースの展示が充実しています!

 そのほか、ソフマップ なんば店の3階PCパーツフロアでは現在、製品展示の強化に取り組んでいるそうです。分かりやすい店内ポップ、LEDイルミネーションを確認できる水冷CPUクーラーの動態展示、内部構造までしっかり見られる多数のPCケース展示など、見て楽しい空間になっています。ぜひ店頭で最新の展示をチェックしてみてください!

 また、気になるメモリー価格の高騰について聞いてみました。価格が高止まりしている中で、特に人気の高いDDR5-6400クラスからは在庫が薄くなってきているとのことです。下位スピードのモデルはまだ多少余裕があるようなので、少しスペックを下げて組むのも現実的な選択肢かもしれません。

【取材協力】

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