このページの本文へ

西日本最大の電脳街 大阪・日本橋のPCショップ&PCパーツショップ取材レポート 第173回

ケースファン「F9 R120」がオススメ!!

CPUクーラーで評価を高めているCPSの強力ケースファン「F9 R120」:ツクモLABI1なんば店

2025年11月18日 16時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●ドリブルまつなが/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
F9 R120

 大阪・日本橋のPCパーツショップ「ツクモLABI1なんば店」を取材しました。店舗スタッフ・有本和貴さんのオススメは、サイズが販売するCPSブランドのケースファン「F9 R120」です。

ツクモLABI1なんば店

ツクモLABI1なんば店

ツクモLABI1なんば店

スタッフの有本和貴さん

F9 R120
F9 R120

CPSのケースファン「F9 R120」がオススメ

 F9 R120は大きさが120×120×30mmのケースファンです。一般的なケースファンより5mm厚いため、そのぶん大風量・高静圧を提供します。

 モーターには、産業用グレードのセンサレスFOC制御による永久磁石同期モーターを採用し、最大回転数は3000rpm。ファンブレードやフレームには変形に強い液晶ポリマー素材を使用し、長時間の稼働でも安定性を確保しています。さらに、シリコン防振パッドを備えることで、共振によるノイズの低減も図られています。

 本体のスイッチで3つの動作モードを切り替えられ、各モードごとに回転数の上限が設定されています。ノイズレベルは15〜42.7dBAとなっています。

・静音モード
 回転数500〜1500rpm±10%、風量63CFM、静圧2.2mmH2O

・バランスモード
 回転数500〜2150rpm±10%、風量82CFM、静圧4.2mmH2O

・パフォーマンスモード
 回転数500〜3000rpm±10%、風量114CFM、静圧8.2mmH2O

 付属品は、テーパーネジ、ラジエーター用ネジ、手締めナットの3種類を同梱しています。ラジエーター用ネジは、F9 R120の30mm厚に合わせた長さとなっています。

F9 R120

店頭価格は4980円

 有本さんいわく、F9 R120は大風量・高静圧を発揮しながら、最大回転時でも不快なノイズが出にくい優秀なケースファンです。CPUクーラーで評価を高めているCPSブランドの強力ケースファンということで、人気も出るのではないかとのこと。有本さん自身も注目しているようで、いずれ自分のPCにも使ってみたいと話していました。

 なお、F9 R120にはラジエーター取り付け用ネジが付属しているため、水冷CPUクーラーへの装着もOKです。ただし、空冷CPUクーラーに取り付けたい場合は一般的な空冷CPUクーラーに付属するクリップとはサイズが合わないため、取り付けに工夫が必要になるそうです。

 また注意点として、F9 R120は消費電力が大きいため、マザーボード上の1つのファンコネクターに2基以上を接続することはできないようです。複数のF9 R120を使う場合は、SATA電源などから電力を給電できるパーツを併用してくださいと案内していました。

著名なPC Modderが手がけた「MOD PC」を展示中

 ツクモLABI1なんば店では現在、著名なPC Modderが制作した「MOD PC」を展示するコーナーが設置されています。そこに先日、新たなMOD PCが追加されたとのことで、今回紹介してもらいました。

ツクモLABI1なんば店

新しいMOD PCが展示されていました

 こちらは、すぱにゃん氏が制作した「透過液晶内蔵PC O11 AIR MINI -VOCALOID-」という作品で、PCケース全体にボーカロイドをイメージしたペイントを施しています。

 最大の特徴は、サイドパネルに組み込まれた液晶パネルです。本体内部のLEDイルミネーションをバックライト代わり映像を表示する仕組みで、とても独創的な構造になっています。なお、この液晶パネルはジャンクディスプレーから取り出して自作したものだそうです。

 サイドパネルはパソコンの画面として接続されているので、好きな映像をそのまま流せるのがポイント。

ツクモLABI1なんば店

サイドパネルに液晶パネルを組み込んで映像を流しています。黒い斑点がうにょうにょ動いていています(あまりうまく撮影できず、残念 orz...)

 しかし、写真では肝心のサイドパネルの様子をどうしてもうまく撮影できず……。これはぜひ店頭で実物を見てもらいたいです!

 そのほか、前回の取材で「メモリーやHDDが値上がりしそう」と話題に上がっていましたが、実際の高騰は想像以上だったそうです。今後の価格動向は読みづらいものの、「必要なら待つより早めに購入したほうが良いかもしれません」とのコメントをいただきました。

 メモリー価格の高騰が気になっている人は、ぜひ一度PCパーツショップで最新の価格動向をチェックしてみてください。

【取材協力】

カテゴリートップへ

この連載の記事