新作ボードゲーム「ポケモンごいた」12月18日発売 世界中で注目の和製ボードゲーム

文●Zenon/ASCII

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 ポケモンは11月14日、新作ボードゲーム「ポケモンごいた」を発表した。12月18日に発売予定で、価格は2970円となる。

 本作は、家庭用ゲーム機やスマホなどで遊ぶゲームソフトではなく、リアルな「コマ」と「プレイマット」で遊ぶボードゲームだ。

 ルールは2人対2人のチームに分かれ、ひとり8枚のコマを使って、互いに攻防し合うというもの。持ちゴマを最初にすべて場に出した人があがりとなり、あがった人のチームに得点が入る。チームで合計150点取ったほうが、勝利だ。

【遊び方1】最初に、親とペアを決めよう!

 4枚のコマを使って、親とペアを決める。チームのペア同士は向かい合って座り、親から反時計まわりに、ゲームスタート。

【遊び方2】親から【攻め】る!

 親はまず、自分の場の「受け1.」に、裏向きでコマを1枚出す。次に、「攻め1.」に表向きでコマを1枚出す。下の段に表向きで好きなコマを出すことが【攻め】だ。

【遊び方3】順番に【受け】て、【攻め】よう!

 次の人は、前の人が出した「攻め1.」と同じポケモンのコマがある場合、自分の場の「受け1.」に表向きでコマを1枚出す。相手と同じコマを出すことが【受け】だ。

 その後、自分の好きなコマを1枚出して【攻め】よう。相手に【受け】られにくそうなコマを選ぶことが、ポイントだ。【受け】ができるコマを持っている、持っていないにかかわらず、【なし】を宣言したら、次の人の手番に移る。

【遊び方4】試合終了!

 4人が順番に、【受け】と【攻め】を繰り返して、最初に8枚のコマをすべて出した人が、あがり。チームに得点が入り、先にチームで150点取ったほうが勝利となる。コマの左下に書かれた数字が、コマの点数だ。

 また、遊び方を覚えられる無料のティーチングアプリも開発中。1人で楽しめるので、まずはここから入るのもいいだろう。配信は12月中旬の予定だ。

「ごいた」とは

 江戸時代末期頃、石川県能登町宇出津地区で生まれた、伝承娯楽。将棋の駒とよく似た竹製のコマを使って、2人1組で相手方と得点を競い合う頭脳ゲームで、運と戦略が絶妙なバランスで交差する和製ボードゲームの傑作とも言われている。

 『ポケモンごいた』は、全国のポケモンセンター、量販店、カードショップ、書店などで販売予定。早期購入特典としてロゴ入り巾着が数量限定プレゼントされる。

 また、11月22日、23日に千葉・幕張メッセで開催するアナログゲームイベント「ゲームマーケット2025秋」にも出展予定。そのほか、各地で試遊イベントを行うとのことなので、まずは一度「ごいた」に触れてみてはいかがだろうか。