LiKGが11月12日、「生成AIの業務活用と“しくじり”実態調査」の結果を発表。全国のビジネスパーソン200人のうち約3人に1人が、AI活用で失敗した経験があると回答したという。
最も多い失敗は「誤情報を鵜呑みにして業務に使ってしまった」こと。「AIの生成した文章が日本語として不自然だった」「コード生成を頼んだらエラーが続出した」といったミスも挙げられた。AIが事実ではない内容をもっともらしく示す“ハルシネーション”に翻弄されたケースが目立つ。
時短を目的に導入したにもかかわらず、「出力の誤り確認や修正に時間がかかり逆に非効率になった」という声もある。「提案資料に誤字が多く修正が大変だった」「AIの作った表を直すのに結局自分で作り直した」という事例もあった。
「AIの提案に頼りすぎて自分の言葉で説明できず、商談でうまく話せなかった」といった“依存型”の失敗も報告されている。
画像生成分野では「AIで作成した人物画像をそのまま使ったら指の数が違うと指摘された」、Webライターからは「AIに記事執筆を任せたら内容が機械的で、人間らしい表現に直すのに時間がかかった」といった回答が出ている。
一方、約9割の回答者が「今後もAIを使いたい」と前向きだ。生成AIの主な用途は「業務効率化(62%)」「文章作成・要約(61%)」「アイデア出し(52%)」ということ。







