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Windows Info 第503回

機能が増えたこともあり、寄せ集めから統合化に進むWindowsの便利ツール「PowerToys」

2025年10月26日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII

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増えすぎたPowerToysの機能を検索で見つけやすく
ダーク/ライトモードの太陽の動きに合わせた自動切り替えも

 前記で挙げたv0.94.0の新機能以外には、「設定の検索」機能がある。これはキーワードなどからPowerToysの設定やユーティリティの設定を検索するもの。多数のユーティリティが導入されたPowerToysでも、設定(機能)などを見つけやすくなった。

ウィンドウ上部の検索欄にキーワードを入れると、PowerToysやユーティリティの設定項目を検索できる

 v0.95.0では、新機能として前述のLight Switchがあるのみ。ユーザーの指定した時間、日の出と日の入りの時刻にダークモードとライトモードを切り替える。なお、日の出と日の入りの時刻は、緯度経度で示される場所から自動的に計算して、切り替え時間が毎日設定される。

 切り替え対象は、システム(デスクトップ)およびダークモード、ライトモードに対応したアプリケーションである。システム、アプリの切り替えをオンオフできるが、デスクトップの個別要素や特定アプリを指定することはできない。また、アプリによっては、Windows付属のアプリ、たとえばタスクマネージャーであってもモードの切り替えがうまくできないものもあるようだ。

タスクマネージャーのように、Windowsの標準ツールでありながら、ライト/ダークモードの切り替えに失敗するアプリケーションもある

 細かな機能としては「プレビュー」の起動にスペースキーが使えるようになった。また、ホットキーの競合時には、相手がWindowsのホットキーであっても、無効化してPowerToys側のホットキーを優先することが可能になった。

 小さなユーティリティとして2019年12月にスタートしたPowerToysだが、多数のユーティリティを抱え、全体構造を考え直す時期になったようだ。

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