人と人をつなぎ、さらには人とAIもつなぐ ― Zoomが社会に提供する価値とは
「気がつけばそこにある」を目指すZoom AI時代に変わるもの、変わらないもの
提供: ZVC JAPAN
変わるもの:人と人、さらに「人とAI」のつながりを考える時代へ
変わらないものがある一方で「変わるもの」もある。もちろん、冒頭で触れたZoomtopiaでの数々の新機能や新サービスも、そうした「変わるもの」の一例だ。下垣氏は、こうした取り組みを通じて「人と人とのつながりをさらに変革していく」と目標を語る。
Zoom Workplaceのカレンダーでは、AICが多数の会議予定の中から「毎回欠席している」「これまでこの会議では発言していない」といった判断基準で“出席不要”を推奨し、空き時間を作ってくれる機能が追加された(画面はZoomtopiaより)
そして現在は、さらに大きな視点から「変わるもの」がやって来ていることも指摘する。AI、特に“新たな労働力”として自律的に働くエージェント型AIの登場によって、人と人だけでなく「人とAIとをつなぐ」ことも必要になってくるかもしれない、という視点だ。
「今の世の中を俯瞰的に見たときに、AIが登場したからこそあらためて『人がやるべきことは何なのか』を考えるフェーズに入っていると思います。それと同時に、『人と人が会ってやるべきことは何か』『自分のスキルを高め、成長するためにAIをどう使うのか』といった検討も必要でしょう」
その一方、AIの急速な進歩に伴って、技術の側面では新たな課題が生じており、「自社のAI適用はこれが正しい形なのか?」と疑問を持つ顧客も増えていると指摘する。日本企業は既存システムにAIツールをインテグレーションすることを好むが、そのAIツールがこの先も生き残るのか、また複雑化したインテグレーションをどう整理するのか、そうした疑問だという。
「かつては登場までに10年間かかったようなテクノロジーが、いまでは1カ月、2カ月の単位で出てくるようになっています。わたしからは、そこにお金をかけてインテグレーションすべきなのか、よく考えましょうとアドバイスしています」
ここで解となるのは、あらかじめ統合されたプラットフォームの導入だろう。たとえばグループ全社11万人のZoom Phone導入を発表したNECでは、これまで長年インテグレーションを重ね、コンポーネントが複雑化していたコミュニケーション周りのシステムを、Zoomのプラットフォームを軸に見直していく方針だという(関連記事:NEC、グループ11万人の電話をまるっと「Zoom Phone」に 電話関連コストを“7割削減”)。
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