OpenAIは9月29日、ChatGPT初のブランドキャンペーンとしてCMを公開した。日常のささやかな場面でChatGPTが人々の生活を支える様子を描いた短編動画のような内容だ。
広告業界向けプラットフォームのLittle Black Book(LBB)によれば、広告の制作はOpenAIの社内チームが主導し、インディペンデントエージェンシーのIsle of Anyと協力して実施された。監督はSMUGGLER所属のMiles Jayが務め、35mmフィルムで撮影された。Isle of Anyの創業者であるLaurie HowellとToby Treyer-Evansは、実際のユーザー入力とChatGPTの応答を映画のクレジットのように織り交ぜ、AIを創造的なパートナーとして位置づけたと語っている。
一方、X上ではこのCMがOpenAIの動画生成AI「Sora 2」で作られたのではないかという憶測が急速に広がった。Sora 2は2025年後半のリリースが噂されている。映像の明瞭さ、映画的な質感がAI生成の証拠であるとする声が相次ぎ、あるユーザーは「これがSora 2で作られていたなら、OpenAIのマーケティングの天才だ」と投稿していた。
ただし、公式情報と制作陣の発言から、Sora 2の使用は疑わしい。Xでも「最初はSora 2かと思ったが、フィルムらしい」との訂正が見られ、憶測の多くは収束しつつある。
First impressions with ChatGPT. pic.twitter.com/JDl3gY3b38
— OpenAI (@OpenAI) September 28, 2025







