低圧(一般家庭・法人)向け再エネ電力共同購入の実証事業を実施 ~経産省補助事業に採択~
株式会社エナーバンク
株式会社エナーバンク(共同創業者 代表取締役:佐藤 丞吾・村中 健一、本社:東京都中央区)は、『令和6年度補正 再生可能エネルギー導入拡大・分散型エネルギーリソース導入支援等事業費補助金(電力データ活用支援等事業)』に採択され、東京電力管内の低圧(一般家庭・法人)需要家を対象とした再エネ電力共同購入の実証事業を実施します。
■事業概要
エナーバンクは、国内唯一の電力リバースオークションサービス「エネオク」を展開し、民間企業や官公庁の電力調達業務のDX、再エネ電力の調達を支援しています。また、全国各地の自治体と「エネオク」を活用した連携プロジェクトを立ち上げ、自治体内の事業者向けの再エネ電力共同調達事業を実施しておりますが、他方で一般家庭向けの共同購入事業については、複数の自治体から要望をいただいているものの、事業者向けと同様の手法ではコスト回収の面で課題があり、これまでサービス化に向けた検討に着手できておりませんでした。
こうした状況の中、エナーバンクは今年度新たに創設された経産省補助事業を活用し、低圧領域への参入に向けた課題抽出・知見獲得を目的とした実証事業を行います。実証では需要家の電力データを活用し、現行契約条件と契約切替後の電気料金を精緻にシミュレーションしながら、その一連のプロセスを半自動化することでコスト削減を実現。電力契約の切替検討をWEB上で完結できる仕組みの構築により、従来困難であった低圧領域における共同購入事業の実現を図り、脱炭素化に寄与する再エネの導入促進を目指します。

■事業の特徴
- 実データの活用による精緻な料金シミュレーション 一般社団法人電力データ管理協会から取得する電力データを用いて、本事業への参加者に対して現行契約および契約切替後の料金シミュレーションを提供します。電力データは実際の電気使用量が30分間隔で記録されたものであり、各需要家の電気使用の実態を料金の試算結果に反映できます。従来の電気料金比較サービスが、月単位や年単位の電気使用量等を用いた簡易的なものであるのに対して、実態に促した精緻なシミュレーションを提供します。
- 共同購入によるボリュームディスカウント 低圧契約は特高・高圧契約と異なり、小売電気事業者各社が提供する料金プランが需要家に対して一律に提供されます。しかしながら、本事業では小売電気事業者が多数の需要家との契約を一度に確保でき、営業コストをカットすることが可能となるため、削減した営業コストを需要家への提供価格に転化し、単独で契約するよりも安価な金額でのメニュー提供が可能となります。
- 複数メニューを比較可能 東京電力エナジーパートナーの標準メニュー、固定単価型、市場連動型など、複数メニューの料金シミュレーション結果を提供します。需要家は料金やメニューの特徴を確認しながら、契約切替を申し込むことができます。各料金メニューを提供する小売電気事業者は、需要家の参加前にリバースオークション形式により選定します。
■需要家の参加受付期間
11月4日~12月26日(予定)























