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AMD、新AIコンピューティング発表!EPYC・Ryzen AI MAX+ 395・Versal AI Edgeで性能革新

2025年03月18日 18時00分更新

文● さとまさ 編集⚫︎ASCII

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 AMDは3月18日、AIコンピューティングポートフォリオの最新アップデートを発表した。今回の発表には、企業向けAIのパフォーマンスを革新するAMD EPYC、消費者向けノートPC市場でAI処理を向上させるAMD Ryzen AI MAX+ 395、そして宇宙空間でのAI推論を高速化するAMD Versal AI Edge適応型SoCが含まれる。

 AMD EPYCプロセッサは、x86アーキテクチャを活用し、競合するNvidia Graceを超える性能を発揮するという。特に企業向けのAIワークロードでは、デュアルソケット構成時に2.75倍の電力効率と2.17倍のデータベースパフォーマンスを実現し、幅広いワークロードに対応する。

 コンシューマ向けAI分野では、AMD Ryzen AI MAX+ 395が新たなスタンダードを打ち立てる。このプロセッサは、Zen 5 CPUコアと統合GPU、さらには50 TOPSのXDNA 2 NPUを搭載しており、ノートPCにおけるAI処理能力を大幅に強化するという。プレミアムで薄型軽量なデバイスのために、ローカルAIモデルやLLMアプリケーションにおいて圧倒的な性能を提供する。

 また、AMD Versal AI Edge適応型SoCは、宇宙飛行クラスB認証を取得。AIエンジンによる小型・高効率の設計により、宇宙アプリケーションでのAI推論速度を改善することで、さらなる可能性を切り開くとしている。

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