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速いだけがレースじゃない! 走りの奥が深い6時間耐久エコレースに今年も参戦!

2025年02月08日 15時00分更新

文● 西川昇吾 編集●ASCII

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横転したクルマがあり、赤旗でチャンス到来!

 そんなガーデンクリニックレーシングチームにとっては追い風となる出来事が起こります。なんと1コーナーで横転車両が発生し、赤旗でレースは一時中断となったのです。前のクルマと付いた差が一気に縮まるので、これはチャンスと言えます。横転した車両が回収され、レース再開。レースも後半戦に突入しスピーディー氏の出番がやってきました!

グラベルに足周りを引っかけてしまったのか、横転してしまった

赤旗中断でピットの整列。前との差が一気に縮まった

 今年はペナルティをくらわず(昨年は早着ペナルティが課せられた)、6周のドライブと4周のコドライバーを終えたスピーディー氏。その感想を聞くと「久々の富士スピードウェイは楽しいね!」とポジティブな第一声が返ってきました。

 「走っているドライバーのレベルがバラバラだから、抜くときに余裕があるドライバーかそうでないかを見ておく必要があるね。あと、昨年は規定タイムより2秒速く走ってしまってペナルティになってしまったけど、今年は自分のスティントではノーペナルティで走れたよ。あとベストタイムも規定タイムまで+2秒というタイムで、ペースもイイ感じだった。これで個人的なミッションはコンプリートって感じ」

 その後、チームは追加のペナルティを受けることなく無事にチェッカー。昨年よりも良好な結果となるクラス9位となり、チームでは「来年はもっと作戦を綿密に練って上位を狙いたい……」とすでに来年へのやる気がみなぎっている様子でした。7番グリッドスタートで、ペナルティも1回のみということもあり、昨年よりも上位陣と近いポジションで走ることができたガーデンクリニックレーシングチーム。上位陣のレース戦略とテクニックのすごさを肌で感じたようでした。

 「このレースは速くてもダメ、遅くてもダメ、ガス欠は即リタイヤを意味するので、6時間をいかに同じ走り方でラップできるかがポイント。急発進・急ブレーキ・急ハンドルみたいな燃費の悪い走り方は論外。ピット回数も8回と多いので、どこで入るかの戦略も必要。かなり奥が深いレースですね。ひたすら速く走るレースも面白いけど、こういう戦略次第で前に行けるレースも楽しい。レーシングギアがなくても参加できる気軽さもいいですね。また来年も出たいなあ」とスピーディー氏の総括。

 来年はより本気の体制での挑戦となりそうな様子。スピーディー氏もレベルアップしてエコランに帰ってくるのか? 次回はより楽しませてくれそうです。

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