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エレコム、新たにインド市場でヘルスケア製品・サービスを展開する業務提携を発表

2025年02月04日 13時45分更新

文● さとまさ 編集⚫︎ASCII

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 エレコムは2月4日、インド最大級のオンライン診療プラットフォーム「メディバディ」を運営する企業と業務提携を開始することを発表した。これにより、同社はインド市場でのヘルスケア製品・サービスの展開を本格化させる。

 インドにおける医療事情として、10,000人当たりの医師が約8人と慢性的な医療従事者不足がある中、「メディバディ」のような遠隔医療プラットフォームの利用が進んでいる。その背景には、2025年には約54億ドルに達するとの予測が立てられている遠隔医療市場の成長がある。エレコムはこれを受け、非感染性疾患とその重症化の予防に役立つ製品とサービスの提供を目指し、協業を開始した。

 メディバディのプラットフォームは、オンラインおよびオフラインでの医師相談、薬の配達、検査、メンタルヘルス相談、手術ケアなど多様なヘルスケアサービスを提供している。また、125,000人以上の医師や7,500以上の病院と提携しており、そのネットワークを活用して、エレコムはBluetoothやWi-Fi通信機能を備えた製品を通じて医療データを収集管理し、健康改善を指導する。

 この提携を通じて、エレコムの製品による健康情報の収集と「メディバディ」アプリのデータ活用により、個人にあわせた生活習慣病の予防プログラムを提案し、インド全域での利用を見込んでいる。今後は、体重計や体組成計、血圧計といった日常の健康管理に不可欠なIoT技術を活用した製品の展開を進めていく。

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