海外でのワーケーションも満喫!アラフォーで手に入れた〝複業〟フリーランスという働き方

文●杉山幸恵

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コロナ禍でのワーケーションをきっかけに京都に移住、そして民泊運営をスタート

 2021年に京都に拠点を移した阪口さんは、京都ツアーガイドとしてAirbnb体験ホストを再開。さらにはかねてから興味があったAirbnbでの民泊運営の準備もスタートさせた。

 「大阪に住んでいたころは、ワンルームマンションだったので民泊はできなかったんですが、たまたま京都で借りている家のオーナーさんが民泊OKという方で。初期費用を少し貯めてから、自分が住んでいる家の一部をゲストさんに貸すというホスト同居型の民泊を始めることにしました。これでがっつり稼ぐというよりは、複業の1つとして家賃と光熱費がカバーできるぐらいの収入になればいいなぐらいの気持ちです」

 旅館業のライセンスは複雑だったため、年間で最大180日までという民泊サービス提供の制限がある簡易宿泊所のライセンスを取得。それでも必要な資料作成などを自分自身で行うのは負担が大きかったので、申請代行サービスを利用することにしたそう。

 「部屋の面積などを細かく計って図面と一緒に資料作成、一酸化炭素検知器、非常口案内の設置などの工事、消防署の立会検査をクリアしたうえで役所に申請をし、問題がなければ登録完了となります。その後、Airbnbのウェブサイトでの物件紹介のページを整えて、同時に部屋の備品などをそろえて準備完了です。初期費用は申請代行費用、消防設備、マットレスといった備品などすべて含めて約50万円ほどで、準備期間は半年くらい。もともと自分が住んでいる家なので、備品購入費は最低限に抑えられましたね」

ワークデスクなども完備し、ワーケーションやノマドワーカーにも対応

2階のゲストルームとリビングスペース、バルコニーがゲスト専用となっている

1階のキッチンやトイレなどはホストである阪口さんとゲストとの共用

 こうして2023年からは民泊運営も開始し、日本語教師、京都でのツアーガイドと複業フリーランスとして働いている阪口さんだが、それぞれの仕事が軌道にのるまでどのくらいの期間を要したのだろうか。

 「もともと本業としてやっていた日本語レッスンは、先ほどお話ししたとおりで、そこまで集客に苦労することはなく。ツアーガイドの仕事もAirbnb体験プラットフォームに登録してしばらくすると予約が入り出し、いいレビューを書いてもらって次の予約につなげるというサイクルができたので、始めてすぐ軌道に乗ったといえば乗ったかなと。プラットフォームを使う場合はレビューが本当に重要なので、変なレビューを書かれないようにすべてのゲストさんに満足してもらえるよう努力が必要ですね。民泊も京都駅近くというロケーションと、始めは安い金額設定にしていたこともあり、予約カレンダーを開けてすぐ予約が埋まりました。いいスタートダッシュが切れたので、あとはいいレビューがたまれば何もしなくても予約は入るようになるかなと思います」

 2018年にフリーランスとなった当初から、生活できる程度の収入はあった阪口さんだが、2年、3年と続けていく中で仕事のオファーも増加。現在では会社員時代を上回る収入をキープできているという。そんな3つの仕事をかけ持つ阪口さんの仕事ぶりはどのような感じなのだろうか。

 「京都にいる間はツアー5割、日本語レッスン3割、民泊2割ぐらいの割合で、ツアーだけの日もあればレッスンだけの日もあります。忙しい場合ですと、午前中にレッスン2コマ、午後にツアー、夜にレッスン2コマなんてことも(笑)。でも、レッスンは5コマ(1時間×5)以上は入れないようにしているほか、基本的に日曜日はお休みに。さらに土曜日や月曜日の朝ゆっくりしたり、午後まるまる時間が空いている場合はカフェでゆっくりしたり、買い物したりすることもあります」

京都の路地裏散策ツアーの様子

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