ひと昔前、コンパクトデジカメ全盛期には各社から出ていた超高倍率ズームカメラ。最近とんと見なくなったのだけど、数年ぶりにパナソニックが出してくれたのだ。それが「LUMIX FZ85D」だ。
ハイエンド機ではないし、旧モデルのマイナーチェンジなので高性能ってわけではないけど、そのぶん価格も安い。安くて手軽に超望遠ってカメラだ。
なので、冒頭写真も超望遠。どのくらい望遠かというと、最高で35mm判換算で1200mm相当。焦点距離で言われてもピンと来ない人には、60倍ズームといったほうがいいかもしれない。
ちなみに、この冒頭の猫、とあるアパートで「はー、暑くて何もする気せんわ」って顔でぐでっとしてたチャトラ。普通の望遠(5~7倍くらい)だとこんな感じ。
実のところ、超望遠よりはそこそこ望遠のほうが、ちょっと周囲の雰囲気もわかって写真としてはいいんだけど、60倍までいけますよー、と言われるとつい超望遠で撮っちゃうよね。
そんなわけで、超望遠猫特集。
まずは、20mくらい離れたところにいる警戒心が強い猫。ときどき駐車場の奥で昼寝してるところを見かけるのだが、警戒心が強いので、遠くから挨拶するくらいしかできない。
そんなとき、超望遠の出番。こっちに背中を向けて寝てても、さすが猫。視線を感じて振り向くのであった。
経験的に、もうちょこっと近寄れるけど、撫でさせてくれるほどじゃないという距離感の猫が多い。人には慣れてるけど警戒心は解かないぜ、的な距離感だ。
そんな黒猫の顔のアップを撮ってみた。愛嬌のある顔をしてるけど、超望遠で撮ってはじめて気づいた左目。ちょっとよくないっぽい。
次は、暑くて車の下に避難してた猫。日陰で風通しもよくて、いい場所なのだ。でも、超望遠で顔のアップにしちゃうと、車の下にいようがなんだろうが関係ない写真になっちゃう。
超望遠だからとアップばかり撮らずに、いい感じの距離感でも撮っておくべし。
最後は屋内で。さすがに屋内で1200mmはムチャだったので、600mmくらいのヤツを。
このカメラ、非常に廉価なだけあって高感度には強くないので、主に屋外向き。ファインダーがあるので、写真も撮れるデジタル望遠鏡的に使っても楽しそうだ。
ベースになっている前モデルに比べると、EVFのクオリティが格段に上がってるので、ファインダーを覗いて撮るのが楽しい。近距離はスマホで、遠い被写体はこの超高倍率コンパクトで、って使い分けもあり。
にしても今年の夏は暑い……。いやここ数年は、いつも平気で35度を超えるような暑い日が続くのだけど、今年の暑さはタチが悪い気がするのは湿度のせいか。みなさまも、炎天下で猫を撫でてて熱中症になったりしないよう、ご自愛くださいませ。
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筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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