自宅でのビデオ会議から、出先でのOfficeファイルの操作まで
ファーウェイ製タブレットを仕事で活用する
さて、ここからは用途ごとのおすすめモデルを見ていく。まずは、ビジネス用途について。この1年ほどで社会に浸透したテレワークのほか、外出先でのモバイルワークでも活用例を考える。
オフィス文書の作成や資料などのチェックといったビジネス作業を快適にこなすなら、高解像度な10型ディスプレーを備えるHUAWEI MatePad ProまたはHUAWEI MatePadがオススメだ。どちらのモデルも、高性能なオクタコアCPUを搭載しており、キビキビとした快適な操作感を持っている。また、7250mAhという大容量バッテリーを搭載しているため、バッテリー切れを心配することなく作業を続けられるのもメリットだ。
どちらのモデルにも、別売りのキーボードカバーが用意されている。前述のように、HUAWEI MatePad Proには、HUAWEI Smart Magnetic Keyboard(市場想定価格 税抜1万4800円)。そして、HUAWEI MatePadには、HUAWEI Smart Keyboard(同 税抜8500円)が対応している。
このキーボードカバーは、タブレットを装着すると自動でペアリングされ、使い始めまでに手間がかからないのがポイント。キーストロークは約1.3mmとなっており、ノートPCのような感覚でタイプできる。短文であればフリック入力でも構わないが、ある程度の長さの文章を入力する際にはやはりキーボードが便利と感じている人には、必須のアイテムだと言える。
なお、HUAWEI Smart Magnetic Keyboardの重量は約265g(筆者による実測値)。HUAWEI MatePad Proの重量は約460gのため、両方を組み合わせても、一般的なモバイルノートPCと比較してかなり軽い。なるべく荷物を減らしたい場面でも有力な選択肢となるだろう。
別売りのオプションになるものの、HUAWEI M-Pencilも非常に便利。前述したように、4096段階の筆圧感知に対応したスタイラスペンで、その滑らかな書き味には定評がある。手書きでメモを残したり、PDF文書などに手書きで注釈を入れたりといったビジネス用途のほか、本格的なイラスト作成にも活躍してくれる。
4096段階の筆圧感知に対応したHUAWEI M-Pencil。HUAWEI MatePad Proとの組み合わせでは本体側面に磁石でくっつけることで充電できる(HUAWEI MatePadではケーブル接続となる)
ファーウェイ製タブレットの便利な機能としては、「マルチウィンドウ」がオススメ。画面を分割して2つのアプリを同時起動できるものだが、ウェブブラウザーで調べ物をしながら資料をまとめるなど、ビジネス作業では使用頻度が高い。HUAWEI MatePad ProやHUAWEI MatePadでは、高性能なCPUを搭載していることもあって、同時にアプリを動かしてみてもまったく違和感は無かった。
もう1つ紹介しておきたい機能としては、ファーウェイ独自の「マルチスクリーンコラボレーション」もある。ファーウェイ製スマホ(NFCに対応したEMUI 10.1以上のモデル)とワイヤレスで接続し、スマホの画面をタブレット側に表示できるというもの。スマホで撮影した写真をタブレットにコピーするなど、ファイルのやりとりの効率が劇的に高まる。また、タブレットを操作してスマホで電話をかけることも可能だ。
最後に、最近のビジネス現場で使う頻度がますます高まっている、ビデオ会議サービスについて、HMS端末での対応状況をチェックした。
主要どころの「Zoom」「Microsoft Teams」「Google Meet」の3つを試したところ、外部のサードパーティー製アプリを探す「Petal検索」によって、ZoomとMicrosoft Teamsはインストールに成功、もちろんウェブ会議に問題なく参加できた。Google Meetについてはウェブ版をアプリ感覚ですばやく起動できる「Quick App」によって使うことができた。
オンライン会議用アプリ以外では、「Microsoft Office」はHUAWEI AppGalleryでインストールが可能。「Slack」「Microsoft OneDrive」もPetal検索からインストールできた。なお、Petal検索でヒットするアプリについては、外部のアプリストアが配布しているため、利用は自己責任となることには留意しておきたい。

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