見栄えがする外装は“お値段以上”
AX7は、6.2型の液晶ディスプレーを搭載し、インカメラ部を水滴型ノッチにするという、現在主流のデザインを採用しています。解像度はHD+で、いかにもエントリーというスペックなのですが、画質はまずまず。普段使いでは、画質の粗さが気になることはないでしょう。
ベゼルは細めですが、それでもボディーの幅は約75.4mmあります。男性の手なら、がっつり掴めますが、やや大きいという印象。
個人的に評価したいのはボディーの質感と塗装。約3万円の端末なので、そんなにコストはかけていないはずですが、背面パネルの質感といい、光沢といい、お値段以上のリッチ感を実現しています。デュアルカメラを搭載していることもあり、パッと見では、ミドルレンジかミドルハイに見えるでしょう。
背面に指紋センサーを搭載し、2Dの顔認証にも対応しています。使いくらべてみたところ、指紋によるアンロックの速さに驚きました。両方を設定して、指紋をメインに使うのがよさそうです。
SIMスロットには2枚のnano SIMに加えて、microSDも装着できます。DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。海外渡航が多い人が、渡航時用として購入して、日本で使っているSIMを挿して電話を待ち受けし、現地で買ったSIMで現地での通話・通信に使うのもいいでしょう。
電池持ちの良さは期待してOK!
さて、AX7の最大のアドバンテージといえるのが、4320mAhの大容量バッテリーでしょう。実際に電池はかなり持つ印象です。筆者はスマホのレビューを書く際は、評価用の端末に普段から使っているSNSやゲームのアプリをインストールし、なるべく普段通りに使うように心がけています。加えて、評価のために写真を撮ることも多くなりますし、ベンチマークテストもします。なので、普段よりも電池を消耗するはずですが、AX7は明らかに電池が持つと実感できました。
よほどのヘビーユーザーでないかぎりは、1日は余裕で持ち、意識的に電池をセーブするように使えば2日持たせることもできるでしょう。スタミナ面でも海外渡航用に向いていると思います。海外に行くと、Googleマップを使うことが多くなり、写真を撮ったり、テザリングを使ったりすることも多くなりますからね。

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